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まんが「食糧人類」ネタバレドットコム

コミック「食糧人類」のネタバレ・試し読み・あらすじ結末・感想ブログです。

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漫画「火傷少女」第1巻のネタバレ感想 シイナとカナメの歪んだ恋愛

 漫画「火傷少女」里見有(作画)貫徹(原作)のあらすじ・ネタバレ感想のご案内です。

読んでみて、一言。ーー人は見た目で判断してはいけない、ということ。人は他人に見せている顔を使い分けており、見た目どおりじゃない。

ひょうきんで、明るくて誰からも好かれるような、死とは縁遠い子が、ある日突然いなくなってしまう。

そんなことも、十分起こり得ると思えた物語です。

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「火傷少女 」 第1巻 あらすじとネタバレ

左目の眼帯少女・シイナ

逢崎要は、クラスにひとりはいる根暗系男子。誰とも目を合わさず、話さず、いじめられているわけではないけれども孤独を好み、ひとりで行動する。

高校のクラスメイトたちは、青春を謳歌する普通の子たち。朝っぱらから元気で、楽しそうにつるんではバカ話で大笑いする。カナメにはなじまない明るい日常で、左目にいつも眼帯をしているシイナもそのひとりだった。

自分とは違う種類の人間。クラスメイトとはいえ、今まで話したこともない。それなのに、シイナは廊下でぶつかってカナメのメガネを壊してしまったことでふたりは関わってしまった。

一冊のノートで変わった世界

騒々しい女の子・・・そんな印象が180度変わってしまったのが、「思想ノート」と書かれた彼女のノートの中身を見てしまったから。

おっちょこちょいで明るいだけの女、に見えたシイナだったが、ノート一面に書かれた「しにたい」という言葉の羅列にカナメの彼女を見る目が変わる。

「好きだよ、そういうの」

思わず出てしまった言葉。でもそれはカナメの本心だった。楽しそうなクラスメイトたちの中に溶け込んでいたはずのシイナは、本当は「こちら側」だったのか。

「知りたい」

そんな好奇心が、カナメの中で初めて芽生えてきた。

シイナの「昔好きな人」

シイナのことをもっと知りたい、とカナメは彼女と話をする。

食事の前に「いただきます」と手を合わせて食べるのは、命に感謝しているわけではなく「昔好きな人の癖が移った」から。

自分の中にある死を至高とする思想も、初恋の人から受け継いだもの。

そして、左目もその人につぶされたこと。

それはとても「素敵な思い出」だと語るシイナ。

シイナが生きる理由

カナメはシイナとの話を通して、彼女の胸に大きな穴があいていることに気づき、その穴を埋めるために廃校で猟奇的なことをしているのだと理解した。

死は一瞬だから、その瞬間を引き伸ばすために生きているというシイナ。

最後の瞬間のために、思い切り愛し合おう、という。

不思議なことに、カナメはそんなシイナと一緒にいると「生きている」という実感を得る。

廃校で行う猟奇的儀式

シイナの生きがいは、誰もいない廃校に忍び込み、そこで自分の代わりに動物を使って死を体験することであった。

何一つ不自由していない人生、親もいて友達のようなものもいたし、今はカナメもいてくれる。

普通の子なら満たされてしまうのに、シイナはこれだけじゃ足りない。

『一度しかできないから、我慢する』

胸の穴を埋めるためには、ずっと憧れている「あの感触」を動物に代わりに体験させて感じ取るしかない。

普通なら「キモチワルイ」と引いてしまうようなその儀式を目の当たりにし、カナメは自分も彼女に手にかけられそうになりながらも、見せられたシイナの内面世界にどうしても惹かれていく。

「火傷少女 」 第1巻の感想


人は内面に、いろんな顔を隠しているものだなあ。シイナのあの底抜けの明るさは、彼女が内側に抱えている闇の裏返しでしかないんでしょうね。

周りの人間のことを「どうでもいい」と思っているからこそ、なんの悩みもなさそうに振る舞える。幼馴染のアカリはシイナのノートを見て「気持ち悪い」と言ったし、それが普通の反応だけれども「あの日のこと一生忘れないよ」というシイナの笑顔の怖いことと言ったらない。

事実、今までクラスに溶け込んでいたのにカナメという、自分を理解してくれそうで好きだと言ってくれた存在を得た次の日から、シイナはクラスメイトや友人たちをあっさりと捨ててしまいます。それはシイナにとって「どうでもいい」存在ばかりだったから。

シイナとカナメを結びつける絆は「死」しかなく、自分に少し似たものを抱えているカナメに対してだけ、シイナは自分の本当の姿を見せます。誰にも見せない顔を見せてくれている、とカナメもわかっているからどんなものを見せられても、彼女のやっていること受け入れます。

気持ち悪いと思いながらも、シイナの言うように、カナメも「その瞬間」胸の穴が埋まっていくような感触を覚えていき、次第に彼女の色に染まっていきます。

「その望みだけは、絶対に誰にも止められない」

というシイナと、カナメとの恋愛。歪んでいるけれども、これは確かに恋愛だという感触。

万人向けの話ではありませんが、次巻も気になります。

 
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