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まんが「食糧人類」ネタバレドットコム

コミック「食糧人類」のネタバレ・試し読み・あらすじ結末・感想ブログです。

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食糧人類の小説版(水谷健吾)ネタバレ 別世界スピンオフ作品

漫画「食糧人類-Starving Anonymous-」の原作者である水谷健吾先生が、ナツネ・山引をメインキャラにした別世界スピンオフ作品で電子限定の小説版「食糧人類」をリリースしました。

スピンオフ、と言ってもコミックの世界のスピンオフではなく、あくまで「別物語」になっています。

よその星から来た巨大生物に人類があっという間に制圧されたパラレルワールドで、ナツネ・山引が活躍する内容。

 

「もうひとつの食糧人類」のストーリーですからチェックしてみてくださいね!


>>「食糧人類(小説版)」試し読み

ざっくりですが、この小説版のあらすじをご紹介します。

小説版「食糧人類」のあらすじ

>>「食糧人類(小説版)」試し読み

 

貧富の差が激しく、奴隷制度により人口の4割が奴隷なっていた人類社会。「やつら」は、空からやってきた。よその星から突如として現れた巨大生物たちは、「人類を食糧」とするために侵略する。

彼らは自らを「新人類」と名乗り、これまでの人類は「旧人類」と呼ばれた。飽くなき食欲を満たすため、新人類は旧人類を捕獲、調理して人間のように味わう。

旧人類は抵抗する武器も十分ではなく、新人類の強靭な攻殻はどんな強力な爆弾も通じない。人間はもはや彼らの餌でしかなかった。

だが、元奴隷であり革命家のナツネと食糧問題の研究員だった山引が同時に捕獲され出会い、「巨大生物の王」と直接「取引」をすることになった。

ナツネは仲間の頭に爆弾が仕掛けられていることを交渉材料に、山引は人間の肉をより美味しく育てて味わう方法を伝授すると提案し、両名の交渉が実って一部の人類を「柵の中」で守ることに成功した。

「生き延びる」「絶滅を避ける」ことを最優先に、自らを新人類の「高級な食糧」として差し出すことでようやく生を許された旧人類たち。

食物連鎖の頂点から落ちた旧人類は、捕食者である新人類の存在によって「食べられる側」となった恐怖を味わわされる。

最高品質の食材生産のため提供されるナツネの遺伝子

コミック版で「完成した増殖種」だったナツネは、パラレル世界においては32歳で元奴隷の革命家。新人類たちが到来しなければ、政府を倒す革命に参加するところでした。ナツネには恋人の「杏」という女性キャラクターもおり、彼女と引き離され、長い時間を経たあとでラストで恋を成就させます。(きゅ〜っとなる最後)

反政府運動のために革命家たちの頭には爆弾が仕掛けられており、そのことで巨大生物と交渉することができました。強靭な新人類を傷つけることはできませんが、「貴重な食糧」である旧人類を傷つけないようにするため、という意味で情報が必要とされたのです。

さらに、ハプニングで巨大生物の王がナツネの腕を食べたことにより「高品質な旧人類」認定を受け、「ナツネの遺伝子」を受け継いだ子供を生産するために冷凍ポッドで長期冬眠保存されてしまう運命に。

巨大生物は「味覚」があり、「うまい・まずい」にこだわりがあったために「美味い人類」が生き残ることになります。

山引のマッドサイエンティストっぷりが面白い

コミック版でも未だ何者か判明していない山引でしたが、こちらでは「マッドサイエンティスト」という設定。巨大生物の王に自分が研究すれば、より美味しく高品質な旧人類の肉を食べさせてあげられる、と巧みに誘惑し、見事交渉を成立させます。

彼が主張する「おいしい肉の育て方」の主張が面白いです。

『ストレスを感じると成長が阻害されてしまう。放牧豚が美味しいのと一緒』
『人間は感情もデリケートで、真実を知ったらまともな神経じゃいられない』
『うまくやれば自由奔放に育てられた選りすぐりの上質な旧人類が手に入る』

巨大生物の欲するものを理解し、彼らの立場に立てるのは山引ならでは。普通の神経ではありません(笑)アブナイ研究ばっかりできて、目をキラキラさせている山引の姿が目に浮かびます。

かなり常人とはズレた発想を持つ山引のおかげで、人類は全滅を免れて一部の人類を保護することに成功します。

飼育場に自ら入った旧人類

旧人類は新人類の管理下で、自ら柵の内側に入り飼育場で生きることを選択。理不尽であっても、そうすることでしか生き延びられない状況です。

子供たちが成長して18歳になるまで「新人類」のことも、自分たちが食糧にされることも教えずに育てて「ストレスなく育った高品質な肉」として出荷しなくてはならない社会。

かろうじて「不良品」となった者たちも、真実を教えられて一定数の子供を生むことを義務付けられ、食事は「肉キューブ一個」という環境で、最後には肉キューブの材料になる、という運命が待っています。

これを読むとなぜ非効率的な方法で人類を飼育しているかわかる?

コミック版だと「なんで圧倒的科学力があるらしい生命体が、こんな非効率的な方法で人類を食糧として生産しているのか」がすごく気になると思います。

つがいにさせて子供を生むにしても、生まれた子が成長して大人になるまで約20年。誰が育てるんだろう・・・とか、疑問点だらけです。

小説版では「美味しい肉を食べたいから」という単純明快な理由で、ストレスフリーで自分が家畜だと知らずに自由にのびのび育てられた人間の肉は高品質になるから、というグルメ魂が燃える内容でした。

バッド・エンドに近いけれどもスッキリする終わり方だった

こういう壮大過ぎるストーリーは、得てしてラストが「ぶん投げエンドかよ、コラー!!」というのが多いのですが、何もかもうまく行き過ぎるエンドでもなく、かと言って希望がナッシングなエンドでもない、読後感すっきりめの終わり方でした。

ナツネについては、愛する女性と最後に「再会」できて良かったねー、的なエンド。

山引については、最後の最後まで面白い人生を生きたなあ、新人類にも一発カマしてやってやったじゃん、的なエンド。

旧人類は新人類に結果として勝利することはできなかったけれども、新天地を目指し・・・みたいな流れ。

でも、その終わり方に「あるトリック」みたいなのが隠されているので、これは読んだ人だけのお楽しみ。小説版では『もうひとつの食糧人類』が楽しめるので、ファンなら要チェックですね。

 

>>「食糧人類(小説版)」試し読み

 

 

コミック版第一話の感想

foodhuman.hatenadiary.com

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